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70歳女性 リウマチ性多発性筋痛症① 発症~第四診まで

最終更新: 2019年1月24日

【症例報告】 70歳女性 リウマチ性多発性筋痛症(筋炎)で

現在も施術継続中

掲載許可を頂きましたので経過を記録として載せていきます。

↓にもあるようにこの病気はステロイドが良く効きますが、肩周りや臀部、大腿部などの大きな筋肉は炎症が治まるのに時間が掛かり、日常生活に支障を来すことが多くあるようです。この大きな筋群の炎症に対して鍼灸が奏功します。過去の施術例ではステロイド服用と並行しての施術でより早期の寛解をすることが出来ていますので、施術継続中ではありますが報告致します。

【リウマチ性多発性筋痛症とは】 50歳以上の中高年者に多く発症し、頚部、肩、大腿部など四肢近位部の筋肉痛、関節痛、発熱を主訴とする原因不明の炎症性疾患。その他易疲労感、食欲不振、抑うつ症状、体重減少を認めることもある。血液検査でCRP高値、血沈亢進などの炎症反応を認めるのが特徴。男女比は1:2〜3で女性に多い。

ステロイドが奏功するがまれに反応が悪く、増量する場合がある。

予後は良好(死に至る病ではない) 患者:年齢70才 女性 身長151cm 体重46kg(発症前は48kg) 職業:主婦 家族:ご主人と二人暮らし 息子二人は独立、それぞれ家庭を持っている

主訴:左肩が痛い 体を動かす事が辛い(歩行、手の挙上、低い椅子やしゃがんだ姿勢から立ち上がる、風呂の出入りや階段、洗濯物を物干しにかけるなど日常生活動作全般)

気付きと経過:

2018年

5月 小型犬を抱いて20分ほど散歩 翌日左肘に痛みが出現 物が持てなくなる 6月 整形外科にてレントゲン検査→異常なし 湿布薬のみ処方される その後左上腕に痛みが広がり、衣服の着脱が困難になる

10月 整骨院で肩が悪いと言われ電気治療とマッサージを受け始めるが、左肩、右腕、両足の付け根に痛みが広がる この頃寝返りがしづらくなる

11月24日 散策イベントで15,000歩歩き、夜から全身の痛みで眠れなくなる 整骨院に行くも電気治療を始めた直後に痛みが強くなり中止。

12月2日 来院 

初診(12月2日) 問診にて上記に加え

明け方の痛みが特に強く、尿意を感じて目が覚めるも起き上がる事が出来ず、トイレに間に合わないこともある。両手指がこわばる。動き始めが特に痛むとの訴えあり。全身性の疾患として施術を行うが、 膠原病を疑い、リウマチ科のある病院の受診を勧める。

<施術内容 鍼灸+整体マッサージ45分> 本治 鍼:外関、合谷、曲池、足三里、懸鐘など 灸:三陰交、血海 標治  鍼:頸部、背部、腰部、臀部

<施術後の状態>

痛みが落ち着き、体が軽くなった 歩きやすくなった


<その後の経過>

12月3日 

リウマチ科にて「リウマチ性多発性筋痛症」の診断を受ける

[検査値]

抗CCP抗体 0.5未満 (基準値4.5未満)

血沈 64mm/H (基準値3~15)

CRP 8.34 (基準値0.30以下)

[処方薬]

プレドニゾロン錠10mg (朝と夕5mgずつ) 

→奏功し、朝までぐっすり眠れるようになる


第二診(12月9日)

ステロイド服用で眠れるようになり、朝起きるのも楽にはなったがまだ動作開始時の動きづらさ、両肩から腕にかけてと両足の主だるさは残っている。特に日中動いた後は症状が強く出て足を引きずるようになり、万歩計が反応しない。

「初回良く効いたので今日は全身しっかりやって欲しい」と90分を希望


<施術内容 鍼灸+整体マッサージ90分>

本治

鍼:脊椎直側、外関、懸鐘など

灸:三陰交、血海、足三里

標治 

鍼:頭部、肩部、臀部、大腿部

柔らかめに全体のマッサージ


<施術後の状態>

重だるさは施術直後にかなり軽減(10→2)

立ち上がり、肩の挙上が楽になる。


以降、三診12月22日、四診1月9日(いずれも鍼灸+整体90分)を行う。

1/8の受診でプレドニゾロン錠10mg→9mgに減薬(朝5mg 夕4mg)


<これまでのまとめ>

目覚めてから一時間ほど経たないと起き上がれないほどの痛みが副腎皮質ホルモン剤により軽減し、全体的には楽になっている。一方肩や大腿部などの近位筋には症状が強く残存しているため、日中動くと夕方動けなくなるという状態は依然として残存している。これに対し鍼灸が奏功している。使用鍼は01番。

最も症状の強い時を10とすると現在は3〜4とのこと。


今後も2週間〜3週間に一度の施術を継続する予定ですので、まとまり次第追記していきます。